金属屋根は重ね合わせで葺く瓦や、スレートと違い、雨水の浸入する隙間がありません。そのため、勾配の緩い屋根にも用いることができます。
また、加工性が高いので、曲面の屋根にも対応することができます。
熱伝導率が高く、断熱性能が低いという特徴があります。
その弱点を補うために、小屋裏換気、屋根通気工法は効果的です。
屋根面の日射熱の吸収を抑える処理も重要です。
明るい色にすることで日射反射率が高くなり、遮熱性能が高まります。
金属の屋根のために、雨音などの響き、遮音性の低さがあります。
そのため雨音が室内に伝わりやすく、金属板の裏側に断熱を兼ねて、制振材を張り合わせるなどの対策が必要となります。