トタンとガルバリウムの違いは、メッキ成分です。
トタンのメッキ成分のほとんどが亜鉛で、ガルバリウムのメッキ成分には亜鉛の他にアルミニウムと珪素が使われています。
トタンもガルバリウムもメッキ成分が錆を防いでいます。
メッキ成分が錆を防ぐ仕組みは、「犠牲防蝕」と「不動態皮膜」によって成り立っています。
・犠牲防蝕
鋼板が錆びるよりも先に、メッキ成分が溶け出して鋼板の表面を覆うことで錆を防ぎます
溶け出すメッキ成分は主に亜鉛
・不動態皮膜
メッキ層の表面に強く安定した皮膜を形成することでメッキ層を保護します
強い不動態皮膜をつくる金属はアルミニウム
トタンの錆を防ぐ仕組みは犠牲防蝕ですが、ガルバリウムは犠牲防蝕と不動態皮膜によって錆を防いでいます。
そのため、トタンよりもガルバリウムの方が、耐久性・耐食性に優れています。