瓦屋根では、瓦の固定や接着に漆喰が用いられます。
漆喰の歴史は古く、約5000年前から世界中で使用されていて、日本では世界遺産の姫路城の白鷺と形容される白壁に使われているのが有名です。
その漆喰ですが瓦屋根では重要で、瓦と瓦の接着や棟の下の葺き土の固定や防水のために使用されています。
漆喰が痛んでくると、瓦がズレたり棟瓦が崩れたり雨漏りが始まったりと屋根瓦に不具合が起きるため補修が必要です。
特に屋根の頂上部分の棟瓦は、漆喰の劣化により棟が歪んだり、また台風などの強風に煽られて崩れたり、瓦が飛散したり被害が多い箇所になります。
飛散した瓦が近隣の家に当たったり、最悪の場合は飛散して転落した瓦が人に当たるなどして大変なことになりますので、漆喰の劣化の放置はやめましょう。