谷樋とは、2つの勾配屋根の下部の先端が出会う所にできる溝型の部分で、この谷部分に取り付けられる板金のことを言います。
谷板金とも呼ばれます。
谷に流れてきた雨水を集めて軒樋に流す役目があります。
古い家では銅製の谷樋を使用しており、銅板は一生ものと言われていました。
銅は酸化すると「緑青(ろくしょう)」と呼ばれる青緑色の錆が発生します。
この緑青が銅板の表面に皮膜をつくり、内部の腐食を防ぎます。
これにより銅板は高い耐久性を持っています。
ですが、最近になり銅製の谷樋は穴が開きやすいと言われるようになりました。
耐久性が高いにも関わらず、なぜ穴が開くのでしょうか?