屋根の色によって遮熱効果に違いはあるのでしょうか?
屋根は、太陽光の中の赤外線を吸収することで熱を発生します。
そのため、日射反射率が高い色ほど遮熱効果が高くなり屋根の温度上昇を抑えられます。
日射反射率は、色の明度に大きく影響され、暗く濃い色ほど反射率は低くなり、遮熱効果も低くなります。
反対に、明るく淡い色ほど反射率は高くなり、遮熱効果も高くなります。
つまり、黒色の方が白色より、光を吸収することで屋根の温度が上がるということになります。
日射反射率を上げるために、通常の塗料に特殊顔料を加えたものが遮熱塗料(高日射反射塗料)です。
色によって日射反射率が異なるため、濃い色の遮熱塗料よりも淡い色の通常の塗料の方が遮熱効果が高くなることもあります。
それだけ色による影響が大きいということです。
黒色などの濃い色で塗装したい場合には、遮熱塗料を使用するのをお勧めします。