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周南市でエフロレッセンス(白華現象)が起きたセメント瓦の点検を行いました
周南市でセメント瓦の点検を行いましたので、その様子を紹介します。
瓦は、粘土瓦と粘土瓦以外(セメント瓦、コンクリート瓦)の2種類に分けられます。
粘土瓦は、粘土を成型して焼き上げたもので、塗装の必要がなく交換することでメンテナンスを行います。
それに対して、セメント瓦やコンクリート瓦は、セメントやコンクリートを成型して表面を塗装した瓦です。
粘土瓦よりもスレート(カラーベスト)に近い性質を持っていますので、塗装によるメンテナンスが必要です。
セメントには防水性がなく、塗膜が雨水から瓦を守っています。
そのため、劣化して塗膜が薄くなってくると雨水が瓦自体に吸い込むことになり、瓦の劣化が加速します。
セメント瓦自体の強度が低下して脆くなり、瓦の割れにつながります。
セメント瓦の耐用年数を延ばすためには、定期的な塗装が重要です。
セメント瓦が白くなるエフロレッセンス(白華現象)という現象が発生していました。
エフロレッセンスは、セメント瓦の内部に浸透した水分が蒸発する際に、石灰分などの可溶成分が表面に染み出して固まることで起きます。
瓦の表面にざらつきが起きていました。
ざらつきは、塗膜が薄くなり雨水が浸透し、セメント瓦の成分であるカルシウムが流出して生じます。
瓦の成分が流出しているので、瓦の強度が低下していくことになります。
茶色のコケも発生していました。
コケが発生しているということは、塗膜が劣化してセメント瓦の水切れが悪くなっていたり、雨水を吸い込んでいるということです。
コケ・カビの生えた屋根は滑りやすくなっており、ご自分で除去するのは危険ですので、コケでお困りの方は街の屋根やさんにご相談ください。
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