こんにちは。街の屋根やさん周南店です。
今回は周南市にお住まいのお客様から屋根リフォームのお見積り依頼をいただき、現地調査を行いましたので、その様子を詳しくご紹介いたします。

お客様からご連絡をいただいたのは、雨漏りが発生したことがきっかけでした。
お電話でお話を伺うと、ご自身でコーキング材を使って応急処置を施されたとのことでしたが、根本的な解決には至っていないとのご相談でした。
早めの対応が必要と判断し、すぐに現地調査のスケジュールを組ませていただきました。

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現地に到着して屋根に上がると、既存の屋根は折板屋根でした。
画像をご覧いただくとわかるように、屋根全体を撮影した様子からは、金属製の波型の屋根材が規則正しく並んでいることが確認できます。

折板屋根は、工場や倉庫、体育館、商業施設などの大型建築物でよく使用される金属製の屋根材です。
その名前の通り、金属板を折り曲げて波型の形状に成形した屋根材で、断面が台形状になってます。
凹凸形状により強度が高く、長尺材を使用することで継ぎ目が少なくなり雨漏りのリスクが低いのが特徴です。
また、施工が比較的容易で工期が短く、コストパフォーマンスに優れているという利点もあります。
金属製ゆえに断熱性が低く熱を伝えやすい（夏は暑く冬は寒い）、雨音が響きやすいといったデメリットもあります。

屋根の状態を詳しく調査したところ、全体的に色褪せが進行しており、経年劣化の兆候が明らかでした。
色褪せは単なる美観の問題だけでなく、塗膜の保護機能が失われていることを意味します。
さらに詳しく見ていくと、複数の箇所で錆が発生していることも確認できました。
錆は金属屋根の大敵で、一度発生すると急速に広がり、最終的には穴が開いて雨漏りの原因となります。

お客様がご自身でコーキング材を使って補修された箇所です。
白いコーキング材が塗られている部分が確認でき、お客様の雨漏りに対する懸念と対応の痕跡が見て取れます。
応急処置としてのコーキングは一時的な効果はありますが、根本的な解決策ではありません。

折板屋根のメンテナンス方法は？

折板屋根を長持ちさせるためには、適切なメンテナンスが不可欠です。
メンテナンス方法はいくつかありますので、それぞれについてご説明いたします。

軽度の錆が発生している場合は、「塗装」によるメンテナンスが有効です。
錆を除去した後、錆止め塗料を塗布し、その上から仕上げ塗料を塗ることで、屋根の保護機能を回復させることができます。
一般的に、折板屋根の塗装は10年から15年ごとに行うことが推奨されています。

錆の進行が著しく、穴が開いている場合や構造的な強度が低下している場合、雨漏りが発生している場合には、「屋根カバー工法」や「葺き替え」が必要になります。
今回は、屋根カバー工法を提案させていただきました。

屋根カバー工法は、既存の屋根材を撤去せずに、その上から新しい屋根材を重ね葺きする工法です。
重ね葺き工法やカバールーフ工法とも呼ばれます。
この工法の最大のメリットは、既存屋根の撤去費用や廃材処分費用が不要になることです。
通常の屋根葺き替え工事では、古い屋根材を撤去して処分する必要があり、これには相当な費用がかかります。
特にアスベストを含む古い屋根材の場合、処分費用は高額になります。
カバー工法ではこれらの費用を削減できるため、総工費を抑えることができるのです。

さらに、既存の屋根の上に新しい屋根を重ねることで、二重屋根となり断熱性や遮音性が向上するという副次的な効果も期待できます。
特に金属屋根の場合、夏の暑さや雨音が気になることがありますが、カバー工法によってこれらの問題が改善されることも多いのです。

折板屋根のような金属製の屋根材は、定期的なメンテナンスが欠かせません。
しかし、適切な時期に適切なリフォームを行えば、長期にわたって安心して暮らすことができます。

今回は周南市での折板屋根の現地調査の様子をご紹介いたしました。
雨漏りが発生してからでは、建物全体へのダメージも大きくなってしまいます。
早めの点検と適切なメンテナンスで、大切な住まいを守りましょう。

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街の屋根やさんの無料点検をご活用ください

定期的に屋根の点検をしてメンテナンスをすることで、屋根そのものの寿命を延ばすことができます。
雨漏りなどの大きなトラブルを未然に防ぐためにも、定期的な点検・メンテナンスをおすすめします。

周南市周辺で屋根の点検・メンテナンスをご検討される際には、街の屋根やさん周南店までお気軽にお問い合わせください

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街の屋根やさん周南店は地域密着で、屋根のトラブルに対し丁寧に対応していきます。

【所有資格】
・2級建築士　・建築施工管理技士２級　・外壁診断士
・一般建築物石綿含有建材調査者　・石綿作業主任者