実際に屋根に上がって調査をさせていただいたところ、いくつかの劣化症状が確認できました。
まず目立ったのが、屋根全体の色褪せです。
新築時には鮮やかだった色合いが失われ、全体的にくすんだ印象になっていました。
色褪せは見た目の問題だけでなく、塗膜の保護機能が低下しているサインでもあります。
さらに、屋根材の表面には苔やカビの発生が見られました。
特に日当たりの悪い北側の屋根面や、屋根の谷部分など水が溜まりやすい箇所に顕著でした。
苔やカビが生えるということは、塗膜の防水機能が失われ、スレート材自体が水分を吸収してしまっている証拠です。
この状態を放置すると、スレート材の強度が低下し、ひび割れや欠けといったより深刻な劣化につながります。
一部の屋根材には欠けているものも確認できました。
お客様が心配されていた太陽光パネルについては、屋根の一部に設置されていました。
太陽光パネルを取り外さずに塗装することは十分に可能です。
パネルが設置されていない部分を丁寧に塗装し、パネル周辺の屋根材もしっかりとメンテナンスすることで、屋根全体の保護機能を回復させることができます。
パネルの取り外しと再設置には別途費用がかかりますので、取り外さずに施工できることをお伝えすると、お客様も安心された様子でした。
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太陽光パネルがあっても塗装できるか?
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必見!太陽光パネルを設置した屋根を塗装する際の注意点ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー