周南市の方へ、屋根の棟板金や水切り板金などの寿命は?交換時期は?
屋根の板金とは主にスレート系屋根を止めている金属部分ことを指します。
屋根の面と面が合わさる接合部分を板金で覆い、雨水の侵入を防いだり、各屋根材を繋ぎとめたりします。
屋根の板金は主にガルバリウム鋼板が使われることが多いです。
板金とは広い意味で取れるため、例えばガルバリウム鋼板やトタン屋根なども板金屋根になります。
屋根の接地面に取り付ける板金を棟板金といいます。
棟とは屋根面が交差する分水部分を指していいます。
屋根の頂部で水平になった部分を「大棟」といい、屋根の流れに沿って軒先に向かう棟を「下り棟」といいます。
棟板金は釘で固定されいるのですが、時間の経過や雨風によってこの釘が浮いてしまうことがあります。
これが劣化の初期症状です。
そこから劣化が進むと今度は棟板金自体が浮き上がり、さらに風で煽られて「パタパタ」という音を鳴らすようになります。
棟板金の劣化は段階を踏んで進行していきます。
棟板金が劣化してしまうと屋根材の下に雨が染み込んで雨漏りの原因になってしまうだけでなく、最悪の場合には棟板金が剥がれて地面に落下してしまいします。
屋根にある谷に設置する板金で作られた樋のことです。
谷とは、二つの屋根が同じ方向に勾配してる場合、その先端から合わさる部分の溝のことです。
そこに屋根面を流れる雨水を地上に流すための樋を板金で設置するのです。
谷樋が歪んだりして機能しないと、雨水の流れが悪くなりルーフィング(防水シート)や野地板(下地材)の腐食にも繋がります。
屋根の妻側部分をケラバといい、妻側とは簡単にいえば端のことです。
そして水切り板金とはケラバを覆う板金のことをいいます。
ケラバには雨樋がないため、水切り金具が屋根面から流れてくる雨水の侵入を防ぐのです。
水切り板金が歪んだり剥がれてしまうと、雨水の通り道がなくなり屋根材の腐食に繋がります。
棟板金や屋根の板金の寿命は、平均で約15~25年とされてます。
そのため、15年以上使用している屋根の板金は劣化が始まっていると考えていいでしょう。
また、台風などの強風によっても屋根の板金の寿命も縮まることもあります。
なかなか屋根に登り屋根の板金を確認する機会もないでしょうが、普段しない音がしだしたりしたら御自分で屋根に登らずに適切な業者に点検をご依頼しましょう。
また屋根の板金は家を守る役割で大変重要な部分ですので、棟板金の交換や他の板金部分も補修や交換など適切なメンテナンスを致しましょう。
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