● 和形(J型)
江戸時代に日本で発明され、昔から多くの住宅で使用され馴染みある型が和型(J型)です。
J型とはJAPANの頭文字をとってJ型という名前が付いています。
社寺、城郭、茶室など、いわゆる日本建築の伝統美が感じられます。
● スパニッシュ型(S型)
欧米諸国からもたらされた瓦です
S型のSはスパニッシュの意味をしていて、洋風な住宅にあうような形状になっています。
スパニッシュ瓦は和瓦よりも凹凸が明確で、立体感や高級感がある洋風建築に適していましたが、現在は新築での採用は少なくなっています。
山と谷が別々の瓦で構成されていましたが、その山と谷を一枚の瓦に形成したのがS型瓦になります。
● 平板型(F型)
平板状の瓦で、J型瓦の基本である山と谷の凹凸をなくした平板状のデザインが特色です。
F型のFとはフラットの意味で平板状の瓦のことをF型ともいいます。
表面が平らな形状となってますので、屋根がスッキリしたイメージになります。
近年は日本建築様式の洋風住宅で多く採用されるようになっています。
● 本葺き瓦
飛鳥時代から造られてる瓦で、平瓦と丸瓦の組み合わせで葺かれる形状の瓦です。
主に、寺院やお城の屋根に使用される瓦です。
● 飾り瓦
建物の意匠や風習、実用性を兼ねながら、荘厳さ・重厚さ・勢いなどの表現力を助長する瓦です。