下松市の方へ、アスファルトシングルの屋根が日本で普及しない理由
住宅に使用される屋根材は、数多くあります。
粘土を焼いてつくられる瓦屋根、セメントと繊維を混ぜて平板状に成型したスレート屋根(カラーベスト、コロニアル)、トタンやガルバリウム鋼板を使用した金属屋根などがあります。
多くの屋根材の中には、他の国では普及しているのに日本ではあまり普及していない屋根材も存在します。
今回のコラムでは、その中のひとつ、アスファルトシングルについてお伝えします。
アスファルトシングルとは、ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に砂粒や石粒を吹き付けたシート状の屋根材です。
シート状であることから、複雑な形状や曲面でも施工できます。
石粒による風合いとカラーバリエーションの豊富さからデザイン性が高く、お洒落な洋風の家だけでなく、和洋折衷の家にもあいます。
また、アスファルトシングルは屋根材の敷かれる防水紙を屋根材として使用できるように進化させたものなので、防水性にも優れています。
アスファルトシングルは、アメリカでは住宅の約7割以上の屋根に使われており、100年以上前から使用されている定番の屋根材です。
ですが、日本ではあまり普及していません。
それはなぜなのでしょうか。
日本では国産のスレート屋根のシェア率が高く、アスファルトシングルを屋根材として使用しようとしても施工実績のある業者がおらず、普及しにくい状況となっています。
施工経験の少ない業者がアスファルトシングルの施工をしたことで、強風でめくれたり、剥がれることがありました。
しかし、知識のある業者がしっかりと施工すれば、そういった不具合が生じることはありませんので、安心して下さい。
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