板金は、板状に薄く加工された金属の板です。
屋根の棟や谷などざまざまな部位に使用されており、使用する部位の形状に合わせて板金を加工して使います。
板金の素材には、トタン(亜鉛メッキ鋼板)やガルバリウム鋼板、ステンレスなどがあり、かつてはトタンが多く使用されていましたが、現在では耐食性・耐久性・価格などの面からガルバリウム鋼板が使用されることが多くなっています。
屋根で板金が使用されるのは、屋根面と屋根面がぶつかる箇所や屋根と外壁がぶつかる箇所など、屋根材だけでは雨水の浸入を防げない部位に雨仕舞いの目的で使用されます。
雨仕舞いは、雨水の通り道をつくり、適切に排水することで雨水の浸入を防ぐという考え方です。
雨水が多く集まる箇所に板金を設置することで、雨水が溜まらなくなり雨漏りが起きにくくなります。
そのため、屋根の板金が劣化すると雨漏りが起きやすくなってしまいます。