山口市の方へ、ガルバリウム鋼板の屋根のメリット・デメリット
最近、金属製の屋根材を使用した「
金属屋根」が増えています。
その金属屋根で人気なのが「ガルバリウム鋼板」の屋根です。
今回のコラムでは、このガルバリウム鋼板についてお伝えします。
画像は、山口市で施工したガルバリウム鋼板の屋根です。
ガルバリウム鋼板は、板状に加工した鋼に亜鉛やアルミニウムでメッキを施したものです。
基材となっている鋼板自体は錆びやすいのですが、メッキ層があることで空気に直接触れず酸化を抑え錆びを防いでくれます。
同じようにメッキを施された鋼板には外壁材や屋根材として使用されるトタン(亜鉛メッキ鋼板)があります。
ガルバリウム鋼板とトタンの違いはそのメッキ成分にあり、ガルバリウム鋼板のメッキ成分がアルミニウム・亜鉛・珪素なのに対して、トタンのメッキ成分のほとんどは亜鉛です。
このメッキ成分の違いによりガルバリウム鋼板はトタンよりも耐久性・耐食性に優れています。
・メンテナンスコストが低い
錆びにくく、耐久性に優れているので、メンテナンスにかかる費用を抑えることができます。
・耐震性に優れる
瓦の1/6と屋根材の中で最も軽く、地震の際に建物にかかる負担が小さくなることから耐震性に優れています。
・緩やかな勾配でも施工可能
勾配(屋根の傾斜)が緩やかだと水はけが悪くなり他の屋根材では雨漏りのリスクから施工できませんが、ガルバリウム鋼板なら耐水性に優れているので緩勾配でも使用できます。
・初期費用が高い
現在、屋根材として最も使用されているスレートよりも最初にかかる費用が高くなります。
・衝撃に弱い
ガルバリウム鋼板は0.4mm程度の厚さで薄いので、強風などによる飛来物で凹んでしまいます。
・防音性が低い
金属なので雨水が当たると響き、他の屋根材と比べて雨音が大きくなります。
最近では、ガルバリウム鋼板を改良したエスジーエル(次世代ガルバリウム)という鋼板もあります。
エスジーエルはガルバリウム鋼板のメッキ成分にマグネシウムを加えたもので、それによりガルバリウム鋼板よりも錆に強く耐用年数が長くなっており、一般的なガルバリウム鋼板の穴あき保証が20年なのに対し、エスジーエルの穴あき保証は25年に延長されています。
ガルバリウム鋼板やエスジーエルは錆びにくく耐久性が高く、優れた屋根材ですが、あくまでも錆びにくいというだけで錆びないわけではありません。
錆びが発生すると、そこから屋根材の劣化は進んでしまいます。
そのため、長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが欠かせません。
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