周南市の方へ、屋根を葺き替えて地震に強い屋根に!地震に弱い屋根とは?
本日のコラムでは、周南市の方に「屋根を葺き替えて地震に強い屋根に!地震に弱い屋根とは?」をお伝えします。
地震が発生すると、屋根瓦が剥がれ落ちたり、棟瓦が崩れるなどの被害が出てしまいます。
そういった被害が出る家の多くは、何十年も前の工法で屋根に瓦を葺いている家です。
以前は、土葺き(どぶき)と呼ばれる工法で屋根を葺いていました。
土葺きとは、野地板の上に大量の土を敷き詰めて、その土の粘着力で瓦を固定する工法です。
土が劣化して風化すると、土の粘着力がなくなっていくので瓦が落ちやすくなります。
また、屋根瓦と大量の土があることで、屋根はかなりの重量になります。
地震時の揺れは、家の重心の位置に大きく影響を受け、重心が高いと地震の揺れが大きくなります。
屋根が重いと重心の位置が高くなり、地震の時にかかる力が大きくなります。
そのため、土葺きの屋根では、屋根瓦が落下するなどの被害が多くなってしまいます。
現在の工法は、引っ掛け桟瓦葺き工法(ひっかけさんがわらぶき工法)と呼ばれる方法で、葺き土を使用しません。
桟木(さんぎ)と呼ばれる木材を軒と平行に打ち付けていき、その桟木に瓦の裏のツメを引っ掛けてさらに釘を打ち固定する工法です。
葺き土を使用しないので土葺きと比べて屋根の重量は軽くなりましたが、それでもかなりの重量があります。
より軽い屋根材にすることで地震に強い屋根にすることができます。
金属屋根に葺き替えることで、地震に強い屋根にすることができます。
和瓦屋根の重さは1㎡あたり約60kgですが、金属屋根の重さは1㎡あたり約6kgと瓦の1/10です。
軽量な金属屋根を使用した場合、建物の重心が低くなり、地震時の揺れ幅が小さくなります。
瓦と違って一枚一枚を屋根に積んでいるわけではないので、地震で落下することもなく、金属製なので地震時に割れる心配もありません。
そのため、金属屋根に葺き替えることで耐震性を上げることができます。
9時~18時まで受付中!
0120-838-878