田布施町の方へ、金属屋根の点検・メンテナンス方法をお伝えします
屋根には、風雨から建物を守るという重要な役割がありますが、常に太陽光や風雨にさらされており、お家の中で最も過酷な環境にあります。
そのため、屋根の性能を維持するために定期的な点検とメンテナンスをすることが大切です。
今回のコラムでは、金属屋根(トタン、ガルバリウム)の点検とメンテナンスについてお伝えします。
金属屋根といえば、かつてはトタンがほとんどでしたが、現在ではガルバリウム鋼板が主流になっています。
ガルバリウム鋼板は、「錆びない」「メンテナンスの必要がない」などと言われますが、あくまでも錆びにくいだけであり劣化して不具合を起こすこともありますので、定期的なメンテナンスが必要です。
・色褪せ
金属屋根の表面は塗膜で覆われています。
金属なので屋根材自体に雨水が浸透することはありませんが、塗膜が剥がれて金属がむき出しになることで錆びが発生しやすくなります。
・錆び
トタンやガルバリウム鋼板の表面はメッキ処理されて錆びを防いでいますが、表面の塗膜とメッキ層がなくなると錆びてしまいます。
錆びが生じることで、金属を脆くしてしまい、酷い場合には穴が開いて雨漏りの原因になります。
・浮き、剥がれ
経年による劣化で屋根材を固定している力が弱くなり、浮いたり、剥がれてしまいます。
浮いたり、剥がれていると風の影響を受けやすくなり、台風や強風でめくれたり、飛散してしまう可能性があります。
画像は、田布施町で行った金属屋根の葺き替え工事の様子です。
色褪せていたり、錆びが軽度の場合に行うのが、屋根塗装です。
高圧洗浄とケレン作業(下地処理)でしっかりとサビや汚れを落してから塗装します。
下塗りには錆びを防止するためにサビ止め塗料を使用して、中塗り・上塗りと塗り重ねます。
錆びが酷く塗装で対処できない場合に行うのが、屋根カバー工法です。
これまでの屋根の上に新しい屋根を被せます。
古くなった屋根材を撤去しないので、解体費や廃材処分費がかからず、費用を抑えることができます。
屋根材だけでなく下地も傷んでいる場合に行うのが、屋根葺き替えです。
これまでの屋根を撤去して、野地板(屋根下地)や防水紙(ルーフィング)、屋根材を交換します。
屋根を撤去するので、屋根カバー工法よりも施工期間が長くなり、費用も高くなります。
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