棟板金とは、主に化粧スレート(コロニアル・カラーベスト)の屋根を留めている金属の部分の所を指します。
また雨仕舞い(あめじまい)部分には板金が取り付けられます。
雨仕舞いとは、建物内部に雨水が入り込まないための防水施工のことを示します。
屋根には、棟板金・谷樋板金・雨押え板金・軒先板金・ケラバ板金など沢山の板金が屋根には用いられています。
これらの板金には共通点があり、全て水がたまりやすい屋根の弱点部分に取り付けられていることです。
屋根と板金の裏側には下葺き材(ルーフィング)とよばれる防水シートが敷かれています。
屋根は、「屋根材」だけではなく「板金」と「ルーフィング(防水シート)」の3つが正常であってはじめて機能します。
またこの3つの中で断トツに不具合が起きやすいのが「板金」です。
板金は、雨水が集中し風の影響を受けやすい弱点部分に取り付けられるため、雨漏りが多いのは当然といえます。