周南市の方へ、棟瓦のズレや谷樋の劣化の放置は雨漏りの危険性があります
棟瓦とは、瓦屋根の頂上部にある瓦のことを指します。
棟瓦の最大の役割は雨漏りの防止です。
瓦屋根の頂上部は棟と呼ばれ、屋根の結合部あるこの部分は雨の影響を受けやすく、棟瓦を施工することで棟に降ってきた雨を受け流し、棟の下地に雨が浸入するのを防いでいます。
他に棟瓦を設置することで見栄えを良くする役割もあります。
棟瓦の段数が高かったり派手な装飾だったりするほど屋根は豪華に見えますが、ただ棟瓦の段数が高いとその分雨風の影響を受けやすくなるため、施工の難易度が高くなってしまいます。
棟瓦を構成する短冊形の瓦を「のし瓦」といい、漆喰を塗り込みながら「のし瓦」を積み上がていくことで棟瓦の段数は高くなっていくのです。
しかし「のし瓦」の間にある漆喰が劣化したりして剥がれてしまうと、「のし瓦」がズレってしまったりして雨漏りへと繋がっていきます。
棟瓦の劣化を放置して雨漏りが起きてしまうと、屋根瓦の下地まで痛んでしまい高いメンテナンス費用になる場合もあります。
また劣化した棟瓦の放置は、強風によって落下してしまう恐れもあり、瓦の落下によって重大な事故が起きる可能性もありますの棟瓦の劣化を放置するべきではありません。
谷樋とは、屋根と屋根がぶつかる文字通り「谷」となる場所に設けられた樋のことです。
雨水はこの谷になっている部分に向かって流れていき、谷樋が雨水を集めて軒樋に引き渡す役割をしています。
もし谷樋がなければ、雨水が屋根の上に留まり屋根の下地に入り込み下地を腐食させてしまいます。
それに、いつまでも雨水が瓦の上に留まるので、瓦自体の劣化や痛みの原因になります。
また築年数の古い家の谷樋は、銅板性の板金を加工して設置してあるため、酸性雨の影響などで銅板が腐食するケースも増加しています。
更に、劣化して錆の発生を放置してますと板金自体に穴が開いてしまい、穴が開くと下地に雨水が触れてしまうので雨漏りの原因になります。
築30年ほどのお宅は一度瓦屋根の点検をし、谷樋の材質が銅板なのか確認すると良いでしょう。
その際に銅板性の谷樋でしたら、腐食強い材質のガルバニウム鋼板などに交換することで効果があり、安心して住むことが出来るでしょう。
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