下松市で軒天の傷みにお悩みの方へ、軒天の役割や劣化症状、修理方法
建物の中でも軒天はメンテナンスがおろそかになりやすい部位です。
軒天が傷んでいるのを放置している方も多いのではないでしょうか。
ですが、軒天の劣化を放置してしまうと、建物に悪影響を与えてしまう箇所です。
そこで今回のコラムでは、軒天の劣化や修理方法についてお伝えします。
軒天(のきてん)とは、外壁からはみ出た屋根の裏側(下側)にある天井部分のことをいいます。
軒裏(のきうら)や軒天井(のきてんじょう)などとも呼ばれます。
屋根の端を軒先と呼ぶので、軒の裏側にある天井ということから軒天と呼ばれています。
・美観の向上
軒天を張ることで屋根の構造を隠すことができ、見た目がよくなります。
・延焼防止
軒天には燃えにくい不燃材が使用されており、火災が起きた際に屋根裏まで炎が廻るのを防ぎ、被害が拡大するのを防止します。
・屋根裏の換気
軒天の中には換気口や複数の小さな穴が開いていることがあります。
この穴により、屋根裏に溜まる湿気を排出でき、内部結露を防ぐことができます。
画像は、下松市で点検した軒天の様子です。
軒天は屋根の裏側なので劣化しにくいように感じますが、実は傷みやすい箇所です。
通常の雨であれば軒天に雨水が当たることはありませんが、強風をともなう雨の時には破風板や鼻隠しに付いた雨水が軒天に伝わってしまい、軒天を劣化させます。
軒天が劣化すると、色褪せたり汚れが付着し、更に劣化が進むと剥がれたり穴が開いてしまいます。
剥がれや穴を放置していると、そこから小動物が入り巣をつくられてしまう可能性があります。
そうなってしまうと糞尿やダニ・ノミなどによる健康被害が発生する可能性があるので、早めの補修が必要になります。
・塗装
軒天の傷みが軽度の時には、塗装します。
軒天の表面を塗り替えることで、見た目がよくなるだけでなく、防水性を回復させることができ、軒天の劣化を抑えることができます。
軒天だけを塗装するのでなく、外壁塗装や屋根塗装と一緒に塗装することで足場代などの費用を節約できます。
・重ね張り
既存の軒天の上から新しい材料を重ねて張る工事です。
軒天の傷みが激しい場合にはできません。
既存の軒天材を処分する必要がないので、工事期間の短縮や材料費を抑えることができます。
・張り替え
軒天の傷みが激しい場合には、古くなった軒天を剥がして新しい軒天に張り替えます。
腐食している下地を整えてから新しい材料を張ります。
3つの修理方法のなかでは、最も費用が掛かります。
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