岩国市の方へ、パラペットってなに?パラペットのメンテナンス方法は?
パラペットってなんでしょう?
「パラペットが剥がれてますよ」とか言われてパラペットってなんだろう?って疑問に思ったり調べた人もいるでしょう。
今回はパラペットについてお伝えします。
まず、パラペットとは建物の屋上やバルコニーなどに、外周部を立ち上げる形で作られた低い「手すり壁」のことです。
「胸壁」「扶壁」ともいいます。
英語(parapet)であるパラペットは、戦争映画などで、スナイパーが屋上から銃をセッティングするあの場所(構造)や戦場で防弾のために築かれた盛り土のことです。
特に陸屋根式建物の屋上に多く見られ、屋根の床面と壁との接合部分の防水効果を補強するために設けられたたちあがり部分です。
また、店舗の屋上や店舗正面の上の部分に看板などを取り付ける壁のことも指し、建物意匠という面でも重要とされています。
パラペットには、パラキャップともいわれる金属の「笠木」が天板からの防水効果を高めるために施されてる場合もあります。
これは板金笠木や笠木板金と呼ばれ、パラペットの天板に台形の箱を被せて密閉しているものです。
しかし、昔の笠木は繋ぎ目の処理や壁との隙間もシーリングに頼っていたために、経年と共に笠木内部に水が入ったり、結露などで、金属板裏面が腐食するといいうことも多く見受けられました。
現代の金属の笠木はこれらの弱点を克服したものが多く、機能性が非常に上がっています。
パラペットの剥離や酷い場合は剥がれ落ちてるのも見かけることがあります。
パラペットの立ち上がり部と屋根の取り合い部を内樋と呼びます。
この内樋は最終的に雨水やゴミを寄せ集める箇所になるために、かなり激しく劣化しやすい場所になります。
ゴミが溜まり水捌けが悪くなると、水たまりができ、常時屋根の上に水が溜まっている状態になります。
水が溜まっている状態ですと笠木の内側にサビが発生したり、防水面の劣化も早まり亀裂などを引き起こして、亀裂から水が浸水しパラペットの剥離や剥がれの原因になります。
雨漏りの原因となる雨水が侵入する箇所をコーキングし修復します。
またパラペットと防水層の隙間をコーキングし補修することもあります。
内樋が劣化し水が常時溜まり、雨漏りの原因となっている場合は内樋自体の板金施工をします。
以前は内樋の金属にトタンを使用してましたが、最近は内樋の金属はガルバリウム鋼板を使用することが多くなっています。
ガルバニウム鋼板はトタンに比べて、耐久性やメンテナンス性に優れてる素材です。
またパラペットの防水シートが経年劣化で破れや傷、穴がある場合はそこから雨水が侵入するので、その場合は防水シートを部分的に張り替えたり、全体的に張り替えることが防水対策になります。
最後に屋上に上らなくても、パラペットを見ればある程度は劣化がわかりますので、少しでもひび割れやコーキングの劣化などを見かけたら雨漏りの予備信号ですので、町の屋根やさん周南店へご連絡ください。
至急無料点検にお伺い致します。
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