カーポートやテラスの屋根に使用される「ポリカーボネート」とは?
カーポートやテラスなどのエクステリアの屋根に多く使用されている「ポリカーボネート」はどんな素材なのでしょうか?
今回のコラムでは、ポリカーボネートについてお伝えします。
ポリカーボネートは、耐衝撃性の高い、透明のプラスチック素材です。
ポリカと略して呼ばれることもあります。
強度が高く、加工が容易なため、日用雑貨や電子機器、工具など様々な製品に用いられています。
カーポートなどの屋根材に使用するには、破損しないために割れにくい素材であることが求められます。
ポリカーボネートの耐衝撃性は、一般的なガラスの200倍以上、カーポートなどの屋根材であるアクリルの30倍、塩化ビニルの20倍の強度があります。
ハンマーで叩いても割れることがない、非常に強い耐衝撃性を持つ素材です。
アクリルには劣りますが、ガラスと同程度の透明性を持ち、カメラレンズにも使用されています。
ポリカーボネートの光の透過率は85~90%で、高い透明性を持ちます。
一般的なプラスチックは紫外線を浴び続けると変色しますが、耐候性処理の技術が向上して劣化を抑えています。
ポリカーボネートはアクリルと比較しても紫外線カットに優れています。
カーポートやテラスの屋根に使用することで、車の色褪せ、家具やフローリングの日焼けを防ぐことができます。
カーポートやテラスに使用されるポリカーボネートは有害な紫外線をほぼ100%カットします。
ポリカーボネートは、火災のリスクを軽減する自己消化性を持っています。
自己消化性とは、大気中で熱源がなくなった際に自ら消化する性質のことです。
炎にあたっている間は燃え続けますが、炎から離れると自然に火が消えます。
火災の際に燃え広がらず、安心な素材です。
ポリカーボネートの重量はガラスの半分程度なため軽量で施工性に優れています。
成形時の収縮を低く抑えることができ、変形しにくく寸法安定性に優れており加工が容易です。
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