山口市の方へ、屋根に使用するルーフィング(防水紙)とは?
屋根に使用される建材のルーフィング(防水紙)とは?
ルーフィングとは、屋根材の下に敷く防水シートのことで、屋根下葺き材とも呼ばれます。
ルーフィングを目にする機会は、新築時か葺き替えの時や新しい屋根材を上から重ねるカバー工法時ですので、気に掛けることも少ないでしょう。
屋根の下に隠れてしまうので普段は目にすることはありませんが、だからこそ劣化や破れになかなか気づきにくく、気が付いた時には雨漏りや被害が起きた後となります。
そのため、屋根のメンテナンスを葺き替え工事やカバー工法でされる際にはルーフィングも何を使用するのか確認すると良いでしょう。
ルーフィングの役割は防水ですが、正しくは屋根材の雨仕舞で防ぎきれず、屋根材の下に侵入を許してしまった水をルーフィングによって外に流すことです。
ルーフィングには種類があり、アスファルトルーフィング、透湿ルーフィング、遮熱ルーフィングの3つが代表的なものになります。
●アスファルトルーフィングは、道路のアスファルトと同じ成分で作られていて、原紙と呼ばれるフェルト状のシート紙にアスファルトを染み込ませて作られています。
自己接着性があり伸びや曲げに強いため、木造住宅のルーフィングにおすすめです。
●透湿ルーフィングは、透湿性・耐久性・防水性に優れていて、熱と圧力だけで結合させた不織布状のシートで、野地板の湿気を透過・放出する効果があり、野地板の腐敗・変形を防ぎます。
また熱に対する優れた耐久性能も確認されています。
●遮熱ルーフィングは、アスファルトルーフィングの150倍の透湿性能があり、小屋裏の湿気を速やかに屋外に逃がし凍結と腐れを防ぎます。
更に、屋根全体からの湿気を逃がし、住まいの耐久性と省エネ効果も期待できます。
最後に、メンテナンスの際には屋根材の選択以上にルーフィングの選択も非常に重要ですので、ルーフィングにも注目して屋根のメンテナンスを行うと、雨に強い家になるでしょう。
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