- HOME
- 屋根工事コラム
- 下松市の方へ、セメント瓦の経年劣化による剥がれ、コケ・カビの発生などのメンテナンスについてお伝えします
下松市の方へ、セメント瓦の経年劣化による剥がれ、コケ・カビの発生などのメンテナンスについてお伝えします
本日はセメント瓦についてお伝えします。
まず、「セメント瓦ってどんなの?」「両親が建てた家だけど何瓦?」と疑問を持たれた人も多いはずです。
セメント瓦とは、セメントと川砂を混ぜたモルタルを形成し、塗装して製造した瓦です。
セメント瓦は従来の陶器瓦と比べて初期費用が安いことから、現在より30年~40年前に普及した屋根材になります。
現在では製造は中止されており、普及しているセメント瓦も耐久年数が経過していることから屋根の葺き替えを提案されることの多い屋根材になります。
「セメント瓦だから葺き替えたほうが良い」「塗装はもうできない」と言われることの多い屋根材です。
瓦にはセメント瓦のほかに、陶器瓦・モニエル瓦等があります。
セメント瓦と陶器瓦(粘土瓦)は形状で見分けることが出来ます。
陶器瓦は日本古来の瓦で丸みをおびた形状です。一方セメント瓦は形状が平たく角ばっていたりし谷が多いのが特徴です。
ただし、陶器瓦でも形状が同じセメント瓦があるので注意は必要です。
セメント瓦は紫外線や雨風など経年で表面の塗膜が剥がれボロボロになります。塗膜の劣化が進行するとセメントの劣化も早まりやすくなります。塗膜が劣化することで、セメント瓦の吸水が進みセメント成分のカルシウムが流出してしまうため、表面がザラザラと骨材が現れ、少しの衝撃で割れやすくなります。
また、塗膜の劣化により防水機能の低下で下地(野地板)などの腐食も進行しやすくなります。
そのため定期的なメンテナンスが必要になります。
古いセメント瓦にはアスベストが含有されているものもあります。
アスベストが含有されたセメント瓦は耐久性能は優れていますが、葺き替え時にはアスベスト処分費用が発生します。
セメント瓦は重量の面でも、耐震性にも悪影響を及ぼす心配もあります。
近年相次ぐ大型地震の影響で、皆様の耐震性への関心も高まり、リフォームに限らず新築時でも重い屋根の使用は減少傾向にあります。
最後にセメント瓦のリフォーム方法は2つ
「葺き替え」「塗装」です。
9時~18時まで受付中!
0120-838-878