周南市で雨樋の取り付け金具(支持金具)の設置についてお伝えします
屋根の雨水を集めて、下水や地上に排水するという役目を担っているのが雨樋です。
雨樋に不具合が起きると、雨水が直接、地面に落ちることになり雨音が大きくなったり、飛び跳ねた泥水で外壁が汚れてしまいます。
今回のコラムでは、雨樋の取り付け金具(支持金具)についてお伝えします。
取り付け金具(支持金具、雨樋金具)は、雨樋を軒先の鼻隠しや壁、柱に取り付けるための金物のことをいいます。
取り付け方法や取り付ける箇所によってさまざまな形状・種類があり、軒樋(地上と水平に軒先に取り付けられる雨樋)の取り付け金具では、下から受け止める形式のものと上から吊るす形式のものがあります。
最近では、上から吊るす形式のものが増えています。
素材には、鉄やステンレス、銅などが使われます。
取り付け金具が劣化して曲がってしまったり、折れてしまうと、雨樋の傾斜に異常が出てしまいます。
雨樋の取り付け金具を設置する間隔はある程度決まっています。
軒樋の取り付け金具は、450~600mmの間隔で取り付けます。
一般の地域では600mm間隔で設置され、強風や雪の多い地域では450mm間隔で通常よりも狭く設置されます。
雪が降ると雨樋に影響を与え、間隔が広いと雪の重さを支えられず、支持金具が曲がってしまったり、雨樋が落下してしまう可能性があります。
竪樋の取り付け金具は、800~1000mmの間隔で取り付けます。
1000mmを基準として、風の強い地域では800mm間隔に狭めます。
軒樋は、軒樋を支えている取り付け金具によって傾斜を付けられています。
軒樋の傾斜は、屋根から流れてきた雨水をスムーズに排水させるために付けられています。
傾斜がないと雨水が溜まり溢れたり、傾斜が急すぎると雨水が集水器に集まりすぎて排水が追いつかず溢れてしまいます。
一般的には、1mで3~5mmくらいの傾斜にします。
軒樋に適切な勾配を確保するために、水糸を張って、取り付け金具を設置していきます。
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