漆喰のメンテナンス方法は大きく2つで、劣化状態が軽微ならば「漆喰詰め直し工事」で、状態が重症ならば「棟瓦取り直し工事」になります。
「漆喰詰め直し工事」は、痛み始めた既存の漆喰を取り除き、その時にしっかり元の状態の履き土が見えるまで剥がした方が密着性が良いため長持ちします。
その後漆喰を馴染みやすくするため、履き土を湿らせ漆喰を塗り込んでいきます。
その際に専用のコテで、雨仕舞いを考慮して漆喰の量を調整して塗り込むことが大切です。
「棟取り直し工事」は、棟瓦(屋根の頂上部分の瓦)を一旦取外し、再度新しい漆喰を詰め直して棟瓦を再び設置します。
漆喰補修工事は、火災保険が適応になることがあります。
その理由は火災保険の「風災補償」にあり、台風などの強い風で自宅が被害を受けた場合に、その補修費用をご加入の保険会社が支払ってくれる制度です。
漆喰の剥がれや崩れは、経年劣化によるものと思われがちですが、風や雨、雪などの影響で漆喰は痛んでいくため保険適応されます。
最後に、漆喰は痛みやすく雨漏りの原因になりやすい箇所ですので、台風などの強風の後などは点検をご依頼すると良いでしょう。
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