防府市の方へ、屋根工事で粘着式の下葺き材を使用するメリット
先日、防府市で行った屋根リフォーム工事では粘着式の下葺き材(防水シート)を使用しました。
今回のコラムでは、粘着式の下葺き材のメリットをお伝えします。
まずは、下葺き材がどんなものなのかをお伝えします。
下葺き材は、防水シートやルーフィングなどとも呼ばれ、屋根の下地である野地板と瓦やスレートなどの屋根材の間に敷く防水性の高いシートのことです。
屋根材の下に侵入した雨水が建物内部に浸透するのを防ぐ重要な部位で、屋根材の下には必ず敷かれています。
原紙にアスファルトを含ませた「アスファルトルーフィング」やアスファルトの他に合成樹脂などを加えた「改質アスファルトルーフィング」が一般的です。
一般的には、下葺き材の施工はタッカーと呼ばれる大型のホッチキスのようなものを使います。
ホッチキスの針と同じようにコの字型をした針で野地板に固定しています。
ですが、最近では下葺き材の野地板と接する面が粘着層になっており、タッカーを使わずに固定するタイプの下葺き材が出ています。
それでは、粘着式の下葺き材にすることで何か違いはあるのでしょうか。
一般的な固定方法であるタッカーで留めると、当然のことですが、下葺き材には針穴が開きます。
下葺き材の防水機能の低下は、この針穴から始まります。
下葺き材は柔らかく収縮性があるので、針を締め付けて隙間をなくすことで雨水が浸入しないようになっています。
ですが、経年により下葺き材が劣化すると針を締め付ける力が弱くなり、隙間から雨水が浸入します。
粘着式の下葺き材を使用することで、針穴がなくなり、針穴から雨水が浸入することがなくなります。
屋根材の施工には釘やビスを使用するので、どのみち下葺き材に釘穴・ビス穴が開いてしまいますが、穴の数が増えれば増えるほど雨漏りのリスクは高くなってしまいます。
そのため、粘着式の下葺き材を使用するメリットは大きいと言えます。
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