ソーラーパネルが屋根に与える影響は?パネルの重量や耐震性
最近では、太陽光発電のパネルを設置している屋根を多く見かけるようになりました。
太陽光発電を検討されている方の中には、太陽光パネルの重さや屋根への影響が気になっている方もいるのではないでしょうか。
今回のコラムでは、ソーラーパネルが屋根に与える影響について紹介します。
ソーラーパネルの重量は、1㎡あたり12~16kg程度です。
一般的なご家庭の屋根に設置されている太陽光発電システムの平均は4kwの容量のシステムで、パネルの総重量は240~470kgになります。
それに対して、最も多い屋根材のスレートが1㎡あたり約20kg、最も重い瓦屋根で約50kgです。
ですから、パネルも相当の重量があることになります。
ソーラーパネルの設置は、家屋の耐震性にマイナスの影響を及ぼしてしまいます。
屋根の重量は耐震性を左右し、軽い屋根の方が地震の際には有利です。
軽い屋根では、重い屋根と比べて建物の重心の位置が下がるため、地震の際の揺れ幅が小さくなり建物への負荷が抑えられます。
ソーラーパネルを設置することで屋根の総重量が増え、地震の際の揺れが大きくなります。
また、屋根の上に重量物を載せるようには造られておらず、補強工事が必要になることもあります。
太陽光発電のソーラーパネルは、雨や風などでずり落ちないように金具で固定されています。
その際に、屋根に直接穴を開けて固定する方法が用いられ、その箇所が経年劣化して隙間から漏水する可能性があります。
ただし、最近では施工マニュアルが整備されており、専門の業者が施工すれば雨漏りのリスクはほとんどありません。
また、穴を開けずにパネルを固定する施工方法もあり、雨漏りすることはありません。
屋根だけの状態と比べて落雪の危険性が上がります。
一般的な屋根材と比べてソーラーパネルの表面は滑りやすくなっており、ソーラーパネルに積もった雪が勢いよく落ちてくる可能性があります。
雨樋が壊れたり、ケガの危険性もありますので、雪止めなどの落雪対策が必要になることもあります。
ソーラーパネルは相当の重量があり、耐震性など屋根に悪影響を及ぼしてしまいます。
そのため、ソーラーパネルを設置する際には、専門の業者と相談して慎重に検討することをおすすめします。
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