画像は、周南市で無料点検をしたスレート屋根(カラーベスト)です。
スレートはセメントが主成分なため、屋根材自体の防水性はほとんどありません。
スレート屋根の表面を塗料の膜で覆うことで、防水性を確保しています。
表面の塗膜は紫外線や雨水で徐々に劣化して防水性が低下していき、屋根材に雨水が浸透し、ひび割れなどの不具合につながってしまいます。
屋根材がひび割れて雨水が屋根材の下に浸入するようになっても、屋根材の下には
防水紙(ルーフィング)があり、室内に雨水が浸入するのを防いでいます。
だからといってそのままでいいというわけではなく、雨水によって防水紙の劣化が進んでいき、防水紙が破れた箇所から雨水が浸入して雨漏りを引き起こします。
屋根塗装をすることで新しい塗膜を形成して防水性を回復させることができます。
そのため、屋根塗装は屋根材と防水紙の寿命を延ばすことにつながります。
20年間、屋根塗装をしていなくても雨漏りしていないという屋根はありますが、屋根の劣化は確実に進行し、雨漏りのリスクは高くなっていきます。
屋根塗装をして屋根材の劣化を抑えることが大切です。
ただし、カラーベストの耐用年数は30年程度と言われており、定期的に屋根塗装をしていたとしても築20~25年を目安に
屋根カバー工法か
屋根葺き替えをすることをおすすめします。