2液型塗料は塗料液と硬化剤の2つの液で構成されています。
2液型はあらゆる用途に使用できるために使い勝手が良い所が特徴です
また1液型に比べ塗料の耐久性も高く、長きに渡って剥がれ落ちにくくなる点も2液型の特徴といえます。
しかし、塗料液と硬化剤には決められた混合比率があり、重量計などで計測して使用しますために1液型に比べ混ぜ合わせる作業に時間が掛かり作業効率は落ちます。
2液型塗料は定められた割合で混合することが最も重要です。
混合比の割合が10%以内であれば、ほとんどの性能が正しく発揮されます。
混合比の割合が5%以内であれば、非常に良い性能が発揮されます。
混合比の割合が20%以上になると塗膜性能に問題が生じますし、劣化が早かったり耐久性が悪くなったりします。
他に防水塗料の場合は混合比率が厳しく、間違った混合をすると塗料が乾かずにずっとベタベタします。
後、塗料液と硬化剤を混ぜると効果反応が進むために一定時間内に使い切る必要があります。
この時間を可使時間と呼び、「可使時間4時間以内(23度)」と書いてあれば、塗料液と硬化剤を混ぜ合わせて4時間以内に塗装作業をしなければいけません。それ以上の時間のたった塗料は破棄しないといけません。
また可使時間は温度が高いと短くなり、温度が低いと長くなります。