陸屋根は、勾配のない、平面状の屋根のことです。
屋根のスペースを有効活用でき、家庭菜園やガーデニング、太陽光パネルの設置などにも使用できます。
勾配がないので、清掃や補修などの作業もしやすくメンテナンスが簡単です。
屋根と天井の間にスペースがないので、屋根から室内に温度が伝わりやすく、夏場には最上階が高温になる可能性があります。
まったく勾配がないというわけではなく、屋根表面に雨水が残らないよう僅かに勾配が設けられています。
勾配のある屋根と比べて排水性が悪く、雨水が溜まりやすい形状をしているので、防水処理をしっかりしておかないと雨漏りする危険性があります。
屋根表面に塗料やシートで防水層を形成することで、防水性を確保し雨水が建物内部に侵入しないよう防いでいます。
この防水層は経年により、ひび割れや剥がれ、破れなどの劣化症状が見られるようになり、雨漏りにつながってしまいます。
雨漏りを防ぐために行われるのが防水工事です。