漆喰は、瓦屋根の瓦を固定するために使用されている白いセメントのような材料です。
漆喰が劣化すると、ひび割れて剥がれてしまい、瓦を固定する力が弱くなり、地震などの揺れで瓦がズレたり落下しやすくなります。
また、漆喰が剥がれた箇所から雨水が浸入してしまい、雨漏りにもつながります。
漆喰工事には、「漆喰の詰め直し」と「棟瓦の取り直し」の2つの方法があります。
漆喰の詰め直しは、既存の漆喰を剥がしてから新しく漆喰を詰める工事で、漆喰の劣化が軽微な場合に行われます。
棟瓦の取り直しは、棟瓦と漆喰を撤去して、新しい漆喰を使い棟瓦を設置しなおす工事で、漆喰の劣化が激しく棟瓦がズレている場合に行われます。
棟瓦の取り直しの方が高額になるので、漆喰の傷みが軽微な時に早めにメンテナンスをすることがおすすめです。