棟板金とは住宅の屋根の頂点にある板金の事を指します。
主にスレート、カラーベスト、金属屋根で使用されています。
では、棟板金の構造や、劣化症状について紹介していきます。
棟の構造について。
棟の構造とは、したか葺きあげられているスレートなどの屋根材を貫板という板でおさえつけて、この上から棟板金を被せることによって雨水の侵入を事ができるのです。
棟板金の釘について。
棟板金を止めている釘ですがこちらは施工不良ではなくてどの住宅でも起こりえる現象なのです。
目安としてはおよそ7年くらい経過すると釘の浮きが発生している可能性があるのです。
1 釘が抜ける原因について
先ほども説明しましたが棟板金の釘は築7年もすれば浮き出すという事です。
なぜ施工不良でもないのにこのようなことが起こるのかというと棟板金が熱膨張するからなのです。
熱膨張とは金属が熱で温まるときにおこる現象の事を言います。
棟板金は住宅の頂点にあるため一番太陽の日差しで温まる箇所なので日々、棟板金が熱膨張することで釘が抜けてきます。
2 釘が抜けることで劣化症状が出る
棟板金を固定している釘が抜けたのに放置しておくことで後々劣化につながるので、早期に修理することをお勧めします。
釘を抜けたままにしておくことで、貫板に雨水がしみだして腐食の原因となります。
早期の修理なら貫板は腐食していないので釘の打ち直しだけで済む修理内容が、貫板の交換も必要となるので余計に費用が掛かるようになってしまいます。
釘が抜けているということは、棟板金が固定されていないという事なのです。
固定されていない棟板金は台風、強風などの自然災害で飛散する可能性があり、飛散することで近隣への被害が出る恐れがあるので7年経てば修理した方が無難だと言えます。
屋根修理にはたくさんの種類の工事が存在しています。