屋根塗装・外壁塗装の最大の目的は、防水性の回復です。
屋根や外壁に使用される建材の多くは、水分に弱く、雨水が浸透することで強度が低下したり、割れたりします。
そうすると雨水が家屋の内部に浸入して、梁や柱などの重要な部分を腐食させてしまいます。
建材の表面には、雨水から保護するために表面を塗膜で覆っています。
例えば、スレート屋根はセメントでできておりそれ自体にはほとんど防水性がありません。
そのため、塗膜が劣化するとスレートに雨水が浸透してボロボロになることもあります。
また、ガルバリウム鋼板やトタンは金属なので塗膜が劣化しても雨水が浸透することはありませんが、塗膜が錆びの発生を抑制しているため塗膜が劣化すると錆が発生して、酷い場合には穴が開き雨漏りにつながります。
塗膜が永久に破れないのなら問題ないのですが、時間の経過とともに徐々に劣化してなくなってしまいます。
そうなると、屋根材や外壁材が雨水に直接あたり、屋根・外壁が劣化していきます。
屋根塗装・外壁塗装によるメンテナンスを行うことで、防水性を回復させることが大切です。
また、塗り替えることでお住まいの寿命を延ばし、長持ちさせることができます。
新築から8~10年程度経過したら、専門の業者に点検をしてもらい、屋根塗装・外壁塗装を検討し始めましょう。