以前、下松市で屋根の無料点検を行ったお客様から屋根修理のご依頼をいただき、屋根カバー工法によるリフォーム工事を行いました。
本日の現場ブログでは、下松市で行った屋根カバー工法の様子を紹介します。

「街の屋根やさんの無料点検でお住まい全体の不安も解消！」はこちらをご覧ください

「お客様に最高のリフォームを届けるための街の屋根やさんの10のお約束」はこちらをご覧ください

点検の様子

画像のように天井にカビが発生していたり、天井のクロスが膨らんで剥がれそうになっており、雨漏りが起きていました。
下松市のお客様の住宅の屋根は、スレート屋根でした。
スレート材は、セメントが主成分の薄い板状の屋根材で、住宅の屋根材として広く使用されています。
屋根材にヒビや浮きなどの症状がありました。

「スレート屋根（コロニアル、カラーベスト）のチェックポイントとメンテナンス方法」はこちらをご覧ください

以前、行った屋根の無料点検の現場ブログ
➡　「下松市にて雨漏りで天井をリフォームする必要があるスレート屋根の点検」

屋根カバー工法

今回、行った屋根修理は、今ある屋根の上に新しい屋根を被せる「屋根カバー工法」というリフォーム工事です。
既存の屋根を撤去しないので、撤去にかかる手間や劣化した屋根材などを処分する費用がほとんどかからず、リフォームにかかる費用を節約できます。

「現在の屋根を新しい屋根で覆う、二重屋根になるのが屋根カバー工法」はこちらをご覧ください

通常の屋根カバー工法では、既存の屋根の上にルーフィング（防水紙）と屋根材を施工します。
ですが、今回の屋根カバー工法では、画像のようにルーフィングを敷く前に野地板を張っています。
野地板を増し張りしたのは、雨漏りの影響で既存の屋根の下地が傷んでいたことが理由です。
下地が傷んでいると、新しい屋根材をしっかりと固定できないのです。
野地板を増し張りすることで費用は余分にかかりますが、それでも屋根葺き替え工事よりも費用を節約できます。

野地板の上にルーフィングを敷き込み、雨漏りを防ぎます。

「野地板は屋根材と防水紙の下の超重要部分、張り替えと増し張りでより強く」はこちらをご覧ください

新しい屋根材を施工します。
新しい屋根材には、エスジーエル（次世代ガルバリウム鋼板）を使用しました。
屋根材や外壁材として最も普及しているのはガルバリウム鋼板で、メッキを施すことで耐食性や耐久性が高いのが特徴です。
そのガルバリウム鋼板のメッキ成分にマグネシウムを追加し、メッキ成分を強化したことでガルバリウム鋼板を超える耐久性があるのがエスジーエルです。

「トタン、ガルバリウム、エスジーエル、金属屋根材徹底比較」はこちらをご覧ください

屋根材を端から順番に「立平葺き」という方法で施工していきます。
立平葺きは、屋根の頂上から軒先までを一枚の長い板金で施工するので継ぎ目ができず、雨漏りのリスクを抑えることができます。

「最軽量の屋根が地震時にご家族を守る！雨漏りにも強い立平葺き」はこちらをご覧ください