光市で屋根の塗り替え、2階の金属屋根を塗装してサビを防止
2024.03.15
前回の現場ブログで紹介した1階屋根の屋根葺き替え工事をしたお宅では、2階の屋根の塗装工事も同時に行いました。本日は屋根塗装の様子を紹介します。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー前回ブログで紹介した1階屋根の葺き替えはこちらから➡光市…
下松市で賃貸アパートのカラーベスト屋根を塗装しました
下松市にお住まいのお客様から「前回のメンテナンスから10年以上経過しており、そろそろ時期なので点検してほしい」とご依頼があり、工事をさせていただくことになりました。
下松市 屋根塗装,足場
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工内容
- 屋根塗装,足場
- 施工期間
- 1週間
- 使用材料
- フッ素樹脂系塗料
- 築年数
- 27年
- 保証年数
- 10年
- 工事費用
- 70～80万円
まずは、施工前の状況をお伝えします。
築27年のアパートで、屋根材はケイミュー株式会社のカラーベスト（スレート）でした。
カラーベストは、「平型化粧スレート」のことで、セメント、ケイ石を原料として繊維質で補強して成形される屋根材です。
屋根は、常に太陽の光にさらされているので、外壁よりも劣化しやすい部位です。
カラーベストの防水性を維持するためにも定期的なメンテナンスが必要です。
カラーベストの軒先には、苔・カビが繁殖していました。
苔・カビが繁殖すると、苔が水分を含み水切れが悪くなり、塗膜の劣化を加速させます。
普通の水洗いによる洗浄は、キレイになったように見えますが根っこの部分が取れず、表面上の汚れしか落ちません。
せっかく高級な塗装をしても、塗料の密着が悪く数年で剥離を起こしたり、塗装した塗料を栄養素にしてカビが塗装前の数倍の量に繁殖することがあります。
割れているカラーベストがありました。
普通に生活していると屋根に目がいくことは少ないですが、カラーベストはこういった割れが発生していることが多いです。
原因のほとんどが新築時や点検時の踏み割れです。
割れているものは新しいものに差し替えます。
棟板金の釘が抜けていました。
釘が抜けた穴から雨水が侵入することで、棟板金を固定するための貫板を腐食させ、台風などの強風により棟板金が剥がれたりします。
新しいビスを打ち込みます。
苔・カビを完全に除去するために、バイオ洗浄を行いました。
殺菌・抗菌作用がある植物由来の原料からから作られた洗浄液で、苔・藻・カビを分解する成分を備えています。
一度、軽く高圧洗浄してからバイオ洗浄液を噴霧し、一定の時間をおいてから、もう一度高圧洗浄で洗い流します。
バイオ洗浄では高水圧の水が届きにくい部分にも洗浄液が浸透し、苔・藻・カビを分解してくれます。
洗浄が不十分だと塗料の密着が悪くなり、塗膜の剥がれの原因になるので、時間をかけてしっかりと行いました。
高圧洗浄後に下塗り（シーラー）をしてから、カラーベストの縁切りをしていきます。
「縁切り」とは屋根材と屋根材の間に隙間をつくることで、タスペーサーという道具を屋根材の間に入れる方法で施工します。
縁切りを行わないと屋根材と屋根材の重ね部分の隙間が塗料でほとんど塞がります。
「隙間が塞がるのならいいのでは？」と思う方もいるでしょうが、毛細管現象で僅かな隙間から雨水が吸い上げられて雨漏りの原因になってしまいます。
カラーベスト屋根塗装時のタスペーサーの重要性についてはこちらをご覧ください
中塗りの写真です。
カラーベスト屋根は、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗装します。
下塗りは、下地と塗料の密着性を高める接着剤のような効果があるシーラーを塗ります。
中塗り・上塗りをしてムラがないよう仕上げます。
塗料の塗布量をしっかり守ることで、耐久性の高い塗膜をつくり上げます。
今回の屋根塗装で見た目もよくなり、カラーベストの防水性も回復しました。
使用した塗料は「フッ素樹脂系塗料」です。
フッ素塗料の耐久性は15年程度と言われており、他の塗料と比べて耐用年数の長い塗料です。
紫外線に強く、汚れが付着しづらいことも特徴です。
長期間に渡り、屋根を雨や紫外線から守ってくれます。
棟板金は、さび止めを下塗りしてから、中塗り・上塗りをして仕上げました。
釘の浮き・抜けもしっかりと補修したので、棟板金の剥がれ・飛散の心配もなくなりました。
この工事と同じ工事を行った施工事例
同じ地域の施工事例
この工事と同じ工事を行った現場ブログ
9時～18時まで受付中!
0120-838-878
